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風俗営業開業経営サポート
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昨日、アマチュア相手に費やした不毛な時間。
「立ち上げるからには成功させたいんです」
いや、君は失敗するだろう。知識も意識もアマチュアレベルだから。
 
成功させたきゃ俺に聞け。俺を訪ねろ。
ただし、アマチュアごめん。
いい仕事をしたいがために。



 
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 先日、相談を受けたのは、映像送信型性風俗特殊営業について。手続きや関連する法令について、無店舗型性風俗特殊営業と似ているイメージがありますが、実際には規制において大きく異なってきます。

 例えば広告宣伝。風営法のみならず、各都道府県の条例によっても上乗せ規制されているので注意が必要です。また、誤った情報が流れているのも事実です。

・海外サーバー利用であれば「わいせつ」は問われない。
・1対1のチャットであれば「わいせつ」は問われない。

 これらはいずれも、必ずしも「問われない」とは限りません。あくまでも運営実態によって判断される旨、ご留意ください。



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 デリヘルや各種風俗営業の開業相談を受けていて、最近特に感じることは、「餅は餅屋」なる言葉。極力費用を安く抑えたいという気持ちはわからなくもありませんが、結果的には高くつくこともあります。

 思い出すのは、僕自身のこんな経験。かって、祇園に店を出そうとしたとき、デザイン事務所を通じてプロの内装屋さんに工事をお願いする段取りを進めていました。

 そこへ、僕の開業予定を知った知人が、ぜひ自分に工事を請け負わせてほしいと頼み込んできたのです。彼は父親が大工で、その仕事を手伝った経験があり、そのときも父親とふたりでやらせてほしいとのこと。

 知人でもあり、むげに断ることもできず、とりあえずは話だけは聞いてみることにしました。打合せ場所は開店となるテナント。時間は午後1時。

 彼は彼女同伴でやって来て、その彼女が開口一番、「お昼は済みました?」と聞いてきました。もちろん、僕は既に済ませていたものの、ふたりはまだとのこと。早い話が、彼女は彼のお目付け役のようなもので、僕に昼食を奢らせようとする魂胆が明らかでした。

 通常、ビジネスの場で、既に取引がある間柄で、親しい場合を除いては、午後12時に打合せをすることはありません。はじめから昼食を一緒に取りながら打合せをするつもりなら、時間を決めた際、「昼飯でも食べながら」という話になっているはずです。午後1時に打合せということは、昼食を済ませてからという意味です。ましてや外で打合せを行うのではなく、現場での打合せです。僕自身、彼らへの不信感は、そのときから既に生じていました。

 さて、1時間ほどして、ふたりは食事から戻ってきました。これもまた非常識な話。既に食事が済んでいた僕だけを残し、ふたりは打合せを始める前に食事に行ってきたんですね。戻って来てから、一応ビジネスの話をしました。プロに頼めば工事期間は約1週間。彼に頼めば、最低でも1か月は時間を欲しいといいます。しかし、彼に頼めば、工事の途中途中で僕の意見を取り入れた内装ができると、彼はメリットを主張します。また、費用はプロの内装屋さんと同額でいいとのこと。もはや素人丸出しです。

 その場は、「後で返事をする」と答え、後日、正式に断りの連絡を入れました。すると彼は、プロの内装屋の見積もりを教えてほしいと言ってきました。それより安くできるか検討してみたいと言うのです。ここまでくると、素人丸出しの域をさらに大きく超えてしまっています。

 この話に乗ってしまうと、僕自身も素人となってしまいます。見積もりはよそに漏らさないのも常識です。仮に工事費用が安くなったとしても、開店日が延びることによって、入るはずの売上が入らなくなってしまいます。家賃も既に発生しています。彼に頼むメリットは、僕には皆無でした。

 その後、僕は当初の予定通り、プロの内装屋に工事を頼み、無事にスケジュール通りの開店日を迎えることができました。素人である彼に任せていたら、どうなっていたことやら。おそらくトラブルも生じていたことでしょう。

 素人感覚の経営は、開業にこぎつけても必ずや失敗します。また、経営は、開店日から生じるのではありません。開業を思い立った瞬間から、あなたは経営者であるべきです。そして、成功したければ、プロの経営者でなければなりません。その際、どれだけの餅屋を知っているか、またそれぞれの餅屋がどのレベルの餅屋であるか、餅屋を見抜く力も必要です。

 成功者には成功者の数だけ成功の理由がある一方、失敗者における失敗の理由は意外と共通しているものです。



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 その日の夜、9時すぎに電話をかけてきたのはしいなちゃん。

「店がつぶれそうなんです。デリヘル嬢って、雇用保険貰えるんですか?

 少々東北なまりの入った可愛い声の29歳。ホームページを見てかけてきたとは言うものの、いったいどのようなキーワードを入れたら僕のページが引っかかるのか。デリヘル嬢+失業+雇用保険?


 で、回答。加入していれば貰える可能性はあるが、もちろん未加入なので不可。するとしいなちゃん、おそらく自分でも色々と調べたのだろう。

「さかのぼって払えるって聞いたんですけど」

 なるほど、なんとしてでも欲しい様子。店は有限会社とのこと。送迎ドライバーを時給で兼ねていたこともあるので、しいなちゃん自身は雇用保険の対象となる可能性はある話。

 しかし、肝心の店が雇用保険適用事業所として手続をしていなければ、あるいはこれからするにせよ、店(会社)が手続をしなければやはり不可。しいなちゃん、個人で手続できると思ったようだが、それはできないと話すと少々落胆気味。


 が、まだまだ自分で調べてきたネタは持っていた。

「倒産の場合、多く貰えるって聞いたんですけど」

「学校行ったり、勉強すれば手当が出るって聞いたんですけど」

 などなど。はたまた、

「自分でデリヘル始めたら、助成金貰えますか?」

 確かに教育訓練給付制度もあるし、職業訓練を受ければ受給期間も延長される。また、最後の質問は受給資格者創業支援助成金のことだろう。しかし、いずれも雇用保険への加入が前提であり、ましてや受給資格者創業支援助成金については算定基礎期間が5年以上なければ対象外。

「何かないですかねぇ、助成金貰えるのって?」

 ここまでくると、もはや憎めない。僕自身、思わず苦笑しながら会話を続けていた。あれやこれやと15分ほど話したかな。やがて、

「長々と聞いてもらってどうもありがとうございました」

 と、しいなちゃん。実はけっこう礼儀正しい。またしいなちゃんが電話をかけてくることをひそかに望んでいる僕。今度は労災の話か、それとも社会保険か。ノンキといえばノンキな女の子。されどガンバレ、明日はきっといい天気!



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「先生は、どうしてそんなに詳しいんですか?」
 あるデリヘル開業手続きの依頼者、相談時、少々驚かれたようです。実際、相談においては、単に警察への届出に関することだけではなく、他にも様々な質問を受けます。例えば、税金や源泉徴収などについてもそのひとつ。そして、相談者の多くが「他の開業者はどのようにしているんですか?」と尋ねてきます。

 僕の場合、実績、職歴が伴って、業界に精通していると自負しています。実際の開業者の話は、実績を重ねなければ知ることができません。また、行政書士開業以前も、風営法に関する業界に携わっていたことが、現在の仕事に大きく寄与しています。今では風営法に関して週刊誌からコメントを求められることもあります。

 一方、この業界に精通した行政書士なんて、けっして品がいいものではないことも自負しています。実際、クラブなどの風俗営業の許可は引き受けても、デリヘルについては断っているという同業者もいます。僕自身も、正直言うと、開業当初はこの業務を避けていました。ですが、結局戻ってきてしまったのは、格好良く言えば、表と裏のボーダーライン上で両方の世界を垣間見てきたスタンスによるものかもしれません。

 デリヘルについてはお断りという行政書士が思い描いている依頼者の実像と、僕のところに依頼に来られる方の実像では、実は大きな隔たりがあります。そこには、僕にとっては無視できない状況があるがゆえ、掲示板で「最低の行政書士」と罵られながらも、この業務を続けている所以です。

 いずれにせよ、みなさんとは「縁」があるか否か。最近では、東京からの相談者も増えています。2010年初春、それでも僕らはみんな、生きているーー。



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